こんにちは、ぽめこです。夫のアメリカ駐在が決まり、気づけば海外生活がスタートしました。
せっかくの機会なので、このブログで日々の記録を残していきたいと思います。
私が通っているSanta ClaraのMission Collegeは、クレジットの学生だけでなく、無料ESLの学生も手厚いサポートの対象になっています。
例えば、無料でバスに乗れたり、週に1回食料品をもらえたり。
最近新しく始まった取り組みがとても画期的で手厚いなと思ったので、取り上げてみたくなりました。
アメリカのカレッジ生活って、授業料だけじゃなくて地味に食費もかかりますよね。
学期が始まると、毎日キャンパスで過ごす時間が長くなるから「今日もお昼どうしよう…」って悩む人、多いと思います。
そんな学生のために、Mission College(ミッションカレッジ)で秋学期から「Free Meal Plan(フリーミールプラン)」という新しい制度が始まりました。
これ、実際に内容を調べてみたらかなり手厚くて、学生生活のサポートとしてすごくありがたい仕組みです。
今回は、制度の内容・使い方・対象条件、実際に使ってみた感想もまとめました🍽️
ESL選びの参考になれば嬉しいです。
フリーミールプランとは?
「Free Meal Plan」は、簡単に言うと学生の食費を支援するための無料ミールクレジット制度です。
2025年の秋学期から始まったばかりで、West Valley–Mission Community College District(ミッションとウエストバレーの2校)が全米でも初めて導入した制度なんだそう。
食事を買うときに使えるクレジットが毎週30ドル分、学生アカウント(スマートフォンのウォレット)に自動的にチャージされます。
これは「給食カード」みたいな感覚で、学生証(Student ID)をスキャンするだけで支払い完了。
毎週月曜日の朝(午前3時)に新しい週の分がチャージされて、使い切れなかった分は翌週に繰り越されません。
大学内の食堂やカフェで使うことができます。
対象者は?
対象になるのは、ミッションカレッジに在籍していて一定の条件を満たしている学生です。
公式サイトによると、主な条件は以下のとおり👇
- 1学期に 6単位以上の対面授業(in-person classes) に登録していること
- もしくは、非クレジット(non-credit)授業で、それに相当する授業時間を持つ場合
つまり、ESLなどのノンクレジットクラスを受けている学生でも、授業数や出席時間によっては対象になるんです!
対象になるのは春と秋学期。
どうやって使うの?
使い方はすごくシンプル。
学生証(カードまたはデジタル版)をお店でスキャンするだけです。
- チャージ金額:週30ドル
- チャージ日:毎週月曜日(午前3時)
- 繰り越し:なし(その週に使い切り)
たとえば月曜〜金曜で毎日キャンパスに行くなら、1日あたり約6ドル分の食事サポートが受けられる計算になります。
ちょっとしたランチやコーヒー、スナックを買うには十分な金額です。
余った場合、リセットされるというより、追加で$30になるようにチャージされます。
例えば今週$2余った翌週の月曜日に$28がチャージされて合計$30に調整されます。
どこで使える?
利用できるのは、キャンパス内のいくつかのスポット👇
- Campus Café(メインカフェテリア)
- Mission Café & Grill
- Campus Coffee Shop(コーヒーショップ)
- 自動販売機(vending machines)
- Byte Smart Fridge(スマート冷蔵庫)
スマートフリッジでは、学生証をかざして冷蔵庫を開け、商品を取るだけで自動精算される仕組み。
アメリカの大学っぽいスマートな制度ですね。
食堂はサラダ、サンドイッチ、パスタ、タコス、ハンバーガー、ボウル、ドリンクなど、種類もそこそこ豊富。
食堂で温かいランチを取るのもいいし、授業の合間に軽食を買って済ませることもできます。
制度の背景と目的
この制度の背景には、「Food Insecurity(食の不安定さ)」という社会問題があります。
カレッジの学生の中には、経済的な理由で食事を十分に取れない人も少なくないそう。
そんな学生を支援するために、学区がこの「Universal Free Meal Plan(全学生対象の無料食事制度)」を立ち上げました。
これはアメリカ国内でも非常に珍しい取り組みで、ニュースでも取り上げられています。
「食のサポート=学びの継続につながる」という考え方で、学生の健康・集中力・出席率の改善を目指しているとのこと。
正直、こういうサポートがあるのは本当にありがたいですよね。
教科書や交通費など、どうしてもお金がかかる学生生活の中で、ランチ代が浮くだけでもかなり助かります。
ESLやノンクレジットの学生はどうなる?
一番気になるのがここだと思います。
「無料ESL(ノンクレジット)だけ受けている学生も対象なの?」という点。
公式サイトでは、「noncredit students taking sufficient in-person hours may qualify(十分な対面時間のある非クレジット学生も対象になる可能性あり)」と記載があります。
つまり、完全オンラインのESLクラスでは対象外だけど、対面ESLを受講している場合は対象になるケースもあるということ。
自分が対象か確認する方法は簡単です。
My Mission Portalの Free Meal Plan Eligibilityというページから自分が対象かどうかチェックできます。
実際の利用の流れ(ざっくり、私の体験)
- ミッションカレッジに登録(6単位以上またはのESL授業。無料ESLは3クラスぐらい取ると確実です。)
- 学生証を受け取る(学生番号があればなくても大丈夫ですが図書館とか使うなら取得がおすすめ。)
- フリーミールプランの対象かどうかを確認
- フリーミールプランのページのcheck your balanceからアカウントログイン、スマートフォンのwalletにダウンロード
- 毎週月曜日に自動で$30分自動チャージ
- キャンパス内のカフェ・自販機で学生証をスキャンして支払い
これで完了。$30が自動的に反映されるのが便利です。
実際に使ってみて
実際に使ってみた感想としては、かなり良いです。
週5で通ってはいないので余りそうなぐらいで必死に使ってます笑
お気に入りは授業後にカフェで使うことです!
正直、無料のクラスを取ってるだけで週$30ももらっていいのかなあ・・・、と少し罪悪感すらあります。
まとめ
ミッションカレッジの「フリーミールプラン」は、
学生の食生活をサポートするための無料食事クレジット制度。
- 週30ドル分が自動チャージされる
- カフェや自販機で使える
- 対象は6単位以上の対面授業登録者(または条件を満たすノンクレジット学生)
秋学期から始まったばかりですが、学生にとってはかなりありがたい制度。
もしミッションカレッジに通っているなら、知らないともったいないかも。
ESLやノンクレジットの学生も、条件を満たせば対象になるので、
登録前にしっかり確認しておくのがおすすめです。
食費って、節約しようと思ってもなかなか削れない部分。
こういう制度があると、勉強や生活にも少しゆとりができますよね。
アメリカで学生生活を送る上で、こういう“無料サポート”はどんどん活用していきたいなと思います🌿
🌐 参考:
Mission College Free Meals Program 公式サイト
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